2021/05/27
住まいの外観を印象づける植栽。シンボルツリーにはどんな樹木を選べばいい?
こんにちは、徳島の注文住宅・コウエイハウジングの前田です。
家の外構を整える際に取り入れたい「シンボルツリー」。
家の敷地全体を印象づける樹木のことですが、種類によって印象が大きく変わるため、よく考えて選びたいものです。
そこで今回は、シンボルツリーの選び方や理想的な植栽を実現させるためのポイントをご紹介します。
●まずは植栽の目的を決める
植栽向けの樹木にはたくさん種類があるので、目的を決めてから樹木の種類を絞るのがおすすめ。
まずは、年間を通して葉が落ちない「常緑樹」か、秋に葉が落ちる「落葉樹」のどちらにするかを決めましょう。
外からの視線を遮りたいなど、目隠し効果を期待するなら一年を通して葉が生い茂る「常緑樹」を、葉色の変化や季節感を楽しみたいなら「落葉樹」を選んでください。
●常緑樹のメリットとデメリット
秋になっても落葉しないため、落ち葉の掃除などの手間が少なく、いつでもみずみずしい葉を楽しむことができます。
また、葉が生い茂ることで、外からの視線を遮ってくれるなど、目隠し効果もあります。
敷地に広さがある場合は、樹高が高く、家のシンボルとして見ごたえのある「シマトネリコ」などがおすすめです。
但し、成育力が強いため、定期的に剪定せず放っておくとどんどん成長します。
できるだけメンテナンスの手間を減らしたい方は、比較的成長が遅い「ハイノキ」や「ソヨゴ」を選んでみてください。
●落葉樹のメリットとデメリット
季節の移ろいを感じたい、ナチュラル感を演出したい場合は、落葉樹がぴったり。
夏は生い茂る葉で日陰をつくり、冬は葉を落とすことで日射を取り入れられるという利点があります。
家にいながら樹木の美しさを楽しむなら、リビングやキッチンから眺められる場所に植栽しましょう。
剪定によって低く仕立てられる「イロハモミジ」なら、秋になると家の中から紅葉を満喫できます。
落葉樹の人気樹種「ジューンベリー」は、秋の紅葉に加え、春は純白の花が楽しめ、6月になると果実も収穫できます。
しかし落葉樹は、落ち葉の処理に手間がかかり、冬場は寂し気な印象に。
冬場は、目隠し効果が期待できなくなります。
家のトレードマークとしてシンボルツリーを植栽するなら、玄関まわりのエクステリアが最適です。
シンボルツリーは植えたら終わりではないので、その後のことも良く考えて選びたいもの。
よく検討した上で、あなたのお住まいにぴったりのシンボルツリーを選んでください。