2021/12/14
【Q&A】住宅ローンの基礎知識!「固定金利」と「変動金利」それぞれのタイプと特徴を教えて
こんにちは、徳島の注文住宅・コウエイハウジングの籾倉です。
住宅ローンの金利は、大きく分けて「固定金利」と「変動金利」の2種類があるのをご存じでしょうか。
長きに渡って返済していく住宅ローンだからこそ、ご家庭の状況や返済計画に合った金利タイプを選ぶことが重要です。
今回は、住宅ローンの固定金利と変動金利の特徴とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
あなたの住宅ローン選びの参考にしてくださいね。
●返済中金利が変動しない「固定金利」
固定金利とは、返済中に金利が変動しないタイプの住宅ローンです。
<メリット>
・金利が固定されているため安心感がある
・返済計画が立てやすい
<デメリット>
・変動金利よりも金利が高め
・低金利で推移すると変動金利の方が低金利となる
固定金利は返済中に金利が変動しないため、高金利になって返済が苦しくなる…といったリスクが避けられることがメリットです。
金利が固定されているため毎月の返済額も把握しやすく、長期的な返済でも計画的に進めていけるでしょう。
一方、変動金利よりも金利設定が高めとなっているのがデメリットです。
市場が低金利に推移した場合、結果的に変動金利よりも返済額が多くなる場合があります。
固定金利は以下のような場合におすすめです。
・返済が長期化する場合
・家計に余裕がなく金利上昇に余裕がない場合
・安全を重視して慎重に返済したい場合
・将来的に大きな支出が決まっている場合
住宅ローンの返済が長期に渡っている、借入額が大きい、家計に余裕がないという人は、変動金利で高金利になった場合、返済が滞ってしまうリスクがあります。
また「10年後に子どもが大学に入学予定がある」など、将来的に大きな支出が決まっている場合も万が一、高金利となると資金不足となる可能性があるため、固定金利を選んでおくのが無難でしょう。
●定期的に金利が見直される「変動金利」
変動金利とは返済中、定期的に金利が見直される住宅ローンです。
<メリット>
・固定金利よりも金利が低い
・低金利が続けば返済額の負担が減らせる
<デメリット>
・金利上昇のリスクがある
・高金利になった場合、返済が苦しくなる場合がある
変動金利は、もともと固定金利より低めの金利に設定されていることがメリットです。
返済期間中、ずっと低金利が続けば、返済額の負担が増えることなく住宅ローン返済を続けていけます。
しかし一方で、金利の変動によって高金利になるリスクがある点がデメリットとして挙げられます。
高金利になることで、住宅ローンの返済額が増えて、返済が苦しくなることもあるでしょう。
変動金利は以下の場合におすすめです。
・返済期間が短い場合
・金利上昇に耐えられる程度の資金に余裕がある場合
住宅ローンの返済期間が短い場合は、一時的に高金利になってもあまり影響を受けずに返済ができます。
また、夫婦共働きなどで資金に余裕がある場合も、繰上返済を上手に使えば高金利になっても返済負担はあまりありません。
金利が3%程度に上がっても問題なく返済できるなら、変動金利を選べばメリットを受けやすいでしょう。
●金利のタイプに迷った場合は
固定金利、変動金利のなかでも種類があるため、住宅ローンの選択肢はさまざまです。
たとえば、固定金利は返済中ずっと金利が固定される「全期間固定金利型」、5年、10年などの期間ごとに固定金利か変動金利かを選択できる「固定金利期間選択型」があります。
金利の低さだけで選ぶのではなく、ライフスタイルの変化や返済期間、現在の手持ち資金なども踏まえて金利のタイプを選びましょう。
コウエイハウジングでは、住宅ローンに関するご相談も承っております。
資金計画や住宅ローン選びについてもサポートをさせていただきます。