2023/04/27
土地込み注文住宅の予算相場一覧!年収別の平均予算も解説します!
土地込みの注文住宅の予算相場は、地域や年収によって変わることをご存じでしょうか。その違いを知らずに予算を考えてしまうと、実際に家を建てるときに資金が足りなくなる恐れがあります。
そこで今回は、土地の購入を含む注文住宅を計画中の方に向けて、地域や年収ごとの土地込み注文住宅の予算相場を解説します。読んでいただくと、自分の条件に合った予算の相場を知ることができます。
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土地と注文住宅を合計した予算相場
土地を購入して注文住宅を建てる予算の相場は、住宅ローンのフラット35を扱う住宅金融支援機構が行った調査から知ることができます。
この調査を見ると、住宅の金額は地域によって大きく変わらないことがわかります。一方で土地の金額は地域による違いが大きく、「首都圏」と「その他地域」の差はおよそ1,300万円にものぼります。つまり土地を含む注文住宅の予算を考えるうえでは、家を建てる地域の土地の金額相場を知ることがとても重要になってくるというわけです。
土地の金額相場を調べるには、国土交通省が運営する「土地総合情報システム」を利用するのがおすすめです。不動産情報サイトのような金額の偏りがなく、年間を通じての評価額になっているため、購入前の目安にしやすくなっています。
●土地総合情報システム(国土交通省)
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
地域別の土地と注文住宅の予算配分
他の人は住宅と土地に、どれくらいの割合で全体の予算を使っているのでしょうか。先程の調査結果を割合に直すと、以下のようになります。
土地の価格が高い三大都市圏、首都圏では、予算全体のおよそ40%を土地の予算に当てています。近畿圏、東海圏は30%台、その他地域は20%台前半が相場です。予算の中でどれくらいの金額の土地が適正なのか、考えるときの一つの目安にしてみましょう。
土地と注文住宅を購入する世帯の平均年収
先ほどの調査では、実際に土地と住宅を購入した方の平均年収を知ることもできます。こちらも地域によって違いがあり、土地が高額な首都圏や三大都市圏では、他の地域より高めの年収の方が多くなっています。
表の平均年収の右側にある割合は、総予算が年収の何倍になるかを表す年収倍率です。平均すると7.1倍になっており、地域による大きな差は見られません。この年収倍率に自分の年収を当てはめれば、総予算を考える一つの目安になるでしょう。参考に区切りの良い年収額から総予算を計算すると、以下のようになります。
土地の予算を抑えるポイント
土地は探し方や購入するタイミングによって、予算を抑えることができます。次にご紹介する4つのポイントは、手軽に条件の良い土地を探せるようになるため特におすすめです。
土地を探す範囲を広げる
土地を探すときは特定の地域にこだわりすぎず、範囲を広げて探すと価格を抑えやすくなります。探す範囲が広がれば、より多くの土地を見つけられるようになり、お得な土地に出合いやすくなるためです。条件が良ければ当初の希望地域でなくても構わないという方は、ぜひ土地を探す範囲を広げてみましょう。
希望条件に優先順位を付ける
土地の予算を抑えるには、希望条件をリストアップし優先順位を付ける方法もおすすめです。希望をすべてかなえようとすると、どうしても予算オーバーになりがちです。しかし希望の条件を書き出し、その中でもどうしても実現したい条件に絞って探すと、手頃な予算の土地を見つけやすくなります。
控除や補助金を活用する
現在行われている住宅ローン控除や税金の特例措置などを活用すると、土地はもちろん住宅の出費も抑えることができます。住宅ローン控除では、住宅資金を借りて家を建てたり土地を購入したりすると、借入額の0.7%が13年間にわたり所得税などから控除されます。
また不動産取得税や固定資産税でも、住宅や土地にかかる税額を軽減する措置が設けられています。いずれも期限が決まっている制度ですが、タイミングを合わせて土地の購入や住宅の建築を計画すると、税金という出費を抑えられるでしょう。
付帯工事の費用を確認する
土地は売りに出されている金額だけでなく、付帯工事の費用も確認すると予算を抑えやすくなります。土地にかかる付帯工事の中には、地盤改良工事や水道引き込み工事など高額なものもあるためです。
たとえ土地の売値が安くても、付帯工事の費用がたくさんかかる土地では、最終的な出費は高額になってしまいます。土地の予算を抑えるには、どんな付帯工事が必要か確かめて検討することが大切です。
お得な土地を探す方法とは?
お得な土地を探すなら、どのような方法で土地を探すかを考えることも大切です。土地探しの方法というとネットで不動産情報を調べたり、不動産会社に問い合わせたりすることを思い浮かべる方が多いと思います。
しかしネットの不動産情報は古いことが多いうえに、いわゆる掘り出し物の情報が少ない傾向があります。また不動産会社には新しい情報があるものの、一つの会社が持つ情報は少なめです。そのため、多くの不動産会社に問い合わせをしなければなりません。
そこでおすすめしたいのが、住宅会社と一緒に土地を探す方法です。地域で家を建てた実績が豊富な住宅会社には、同じ地域の不動産会社から最新の不動産情報が送られてきています。そのため土地探しから住宅会社に相談した方が、あちこちの不動産会社を回らずに優良な土地を見つけやすくなります。
さらに住宅会社に相談していれば、検討する土地にはどんな付帯工事が必要か、金額はいくらぐらいかなどを教えてもらえます。よりお得に条件の良い土地を探すなら、ぜひ土地探しの段階から住宅会社に相談してみましょう。
まとめ
土地と注文住宅を合わせた予算は、家を建てる地域の土地の価格相場と、年収の2つの面から考えることがポイントです。しかし土地の相場を調べるのが難しい、年収だけで予算を考えるのは不安だ、という方も多いでしょう。
コウエイハウジングでは、無理のない資金計画で土地込みの注文住宅を建てるお手伝いをしています。お客様のご希望と予算に合った土地探しも行っていますので、ぜひお電話やメール、モデルハウスの見学にてお気軽にご相談下さい。
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