2023/11/14
子育て世代に人気の畳コーナー。プランニングの際はどんなことに注意すればいい?
こんにちは、徳島の注文住宅・コウエイハウジングの杉本です。
子育て世代を中心に人気の畳コーナー。
イ草の香りや畳の心地良さ、和の雰囲気を生かし、キッズルームや休憩スペース、節句飾りを置く場にするなど、多目的に使えることが人気の理由となっています。
最近では、お子様を見守れるように、リビングとつながる畳コーナーをつくる方も増えています。
ただ畳コーナーは、広さやスタイル、間仕切りをどうするかによって空間の印象や使い勝手は大きく変わってきます。
計画するときにはどんなことに注意すればよいでしょうか?
●失敗しないコツは「利用目的」を明確にすること
「なんとなくよさそう」だけで畳コーナーを設けると、上手く活用できずに後悔してしまうことも…。
どういう目的で使いたいかは、最初に明確にしておきましょう。
皆さんは畳コーナーをどう活用しようと考えていますか?
・キッズスペースとして活用したい
・来客が多いので、客間としての利用を考えている
・お昼寝や読書ができる休息スペースにしたい
・仏壇や節句の飾りを置きたい
目的がクリアになれば、畳コーナーの広さやスタイルも決めやすくなりますね。
●我が家に合うのは「フラット」それとも「小上がり」?
床をフラットにするメリットは、リビングとの一体感。
段差がないので、小さなお子様や高齢者がつまずく心配もありません。お掃除ロボットが使えるのもうれしいポイントですね。
床から20~40cm程度の段差を設ける小上がりタイプなら、高低差があることで空間全体に立体感が生まれ、メリハリのあるおしゃれな空間に。
段差を利用して収納スペースを設けたり、掘りごたつをつくったりもできます。
いす代わりに段差に腰掛けることもできるなど、使い勝手の良さも魅力です。
●どうする?和室の間仕切り
リビングと畳コーナーがつながる間取りでは、扉や襖、襖障子といった間仕切りをどうするかも空間づくりのポイントに。
間仕切りを設ければ、扉の開閉によって、リビングの一部としたり、個室にできたりするため、さらに用途が広がります。
客間として利用したい、散らかったおもちゃを一時的に隠せるようにしたい場合は、目隠しとなる間仕切りがあると便利ですね。
リビングとの一体感を大切にしたいときは、間仕切りはなしにするのがおすすめ。
縁なし畳や格子戸を利用して和・洋が上手く溶け込むインテリアを考えると、空間により統一感が生まれます。
日本の情緒を感じながら快適に過ごせる和空間。
どんな使い方をしたいかを明確にして、素敵な畳コーナーをつくりあげてくださいね。