2024/02/27
【Q&A】「耐震等級3」と「耐震等級3相当」はどう違う?どっちがいいの?
こんにちは、徳島の注文住宅・コウエイハウジングの牛尾です。
今年は元日に石川県の能登半島にマグニチュード(M)7.6、最大震度7の地震が発生し、地震への備えの大切さを痛感された方も多かったのではないでしょうか。
元日に起こった大地震は、日本に住む限り、いつ何時災害に見舞われるかわからないことを強く印象付けたはずです。
これからマイホームを計画するなら「耐震性」を重視した家づくりをしませんか。
今回は、耐震性の目安となる「耐震等級」について解説します。
またお客様から質問されることの多い「耐震等級3」と「耐震等級3相当」の違いについても説明します。
●耐震等級とは
「耐震等級」は建物がどのくらいの地震に耐えられるかを数字であらわしたものです。
耐震等級は1から3まであり、次のように等級の数字が大きくなるほど、耐震性の高い家になります。
・耐震等級1
数百年に一度発生する大地震(震度6強~7)に耐える強度を備えています。
建築基準法で定められている最低限の耐震性能です。
・耐震等級2
耐震等級1の1.25倍の強度を備えています。
災害時に避難場所となる学校や、病院などの公共施設に適用される等級と同じです。
・耐震等級3
住宅性能表示制度で定められた、耐震性の中で一番高い等級です。
等級1の1.5倍の強度を備えています。
消防署や警察署など、防災の拠点となる建物と同じ等級です。
●「耐震等級3」と「耐震等級3相当」の違い
住宅会社には「耐震等級3」と表示している会社と「耐震等級3相当」と表示している会社があることをご存じでしょうか。
この違いは、構造計算を行っているかどうかにあります。
家の間取りや内装、外観は目で見て良し悪しを確認できますが、耐震性といった機能面は目で見て判断するのは難しいところです。
1棟ずつ高度な構造検討を行い、建物の安全性を専門機関による認定を受け、国に認められた住宅性能である「設計住宅性能評価書」を取得したものが「耐震等級3」と表示されます。
一方、住宅性能評価機関への申請を行わず、簡易的な壁量計算で建築する場合は「耐震等級3相当」という表記になります。
住宅性能評価機関による検査は受けていないため、実際の耐震性能はあいまいです。
また、「耐震等級3」であれば50%の地震保険料の割引を受けられますが、認定を受けてない「耐震等級3相当」の場合は、地震保険の割引などのメリットを享受できません。
できるだけ安心・安全な家づくりをするのであれば「耐震等級3」の家を選ぶことをおすすめします。
これからの長い生活を支えるマイホームには、「耐震性」が必要です。
コウエイハウジングでは、国に認められた住宅性能である「耐震等級3」が標準仕様。
安心して住み続けられる、耐震性にこだわった家づくりは、コウエイハウジングにおまかせください。