2025/02/27
【平屋×ウッドデッキ】失敗しない間取りプランのポイント・施工事例

ウッドデッキのある平屋は、家全体に開放感をもたらし、住まいの満足度を高めてくれます。洗濯物を干す場所としての実用性はもちろん、家族でくつろいだり、お子様やペットの遊び場にしたりと、幅広い用途で使えるのが魅力です。さらに、木目のあたたかみが外観のデザイン性も向上させます。
ただし、ウッドデッキを設置する際は、間取りプランの工夫や素材選び、メンテナンス性など、事前に考慮すべきポイントがあります。
この記事では、平屋にウッドデッキの設置をおすすめする理由や、素材のメリット・デメリット、人気の間取りプラン、ウッドデッキを採用する際の注意点について解説します。
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平屋にウッドデッキの設置をおすすめする3つの理由
平屋にウッドデッキを設置すると、住まいに開放感や快適さが加わり、暮らしの質が向上します。ウッドデッキが屋内と屋外を繋ぐ役割を果たし、空間を広く感じさせるだけでなく、さまざまな用途で活用できるようになります。
特に設置をおすすめする3つの理由をご紹介します。
居住スペースを拡張できる
ワンフロアの平屋は、二階建てと比べると床面積が限られてしまうことがありますが、ウッドデッキを設ければ「第二のリビング」として活用できます。例えば、椅子やテーブルを置いてくつろげるように整えれば、心地よい日差しや風を感じながら、屋外で食事や読書、ランチやティータイムなどを楽しめます。
友人を招いてのバーベキューやホームパーティーなど、大勢で集まる際にも、ウッドデッキをリビングの延長のように使えるので便利です。さらに、屋根を設けておけば、天候に左右されることなく、日差しが強い日や雨の日でも、ウッドデッキの活用が可能に。お子様やペットが屋外でのびのびと遊べます。
屋内と屋外が一体となり、広々とした空間が生まれる
ウッドデッキのある平屋の住まいは、屋内と屋外の空間を自然につなげ、視覚的に広々とした印象を与えてくれます。大きな掃き出し窓やガラス戸を設置すれば、屋内と屋外の境界線が曖昧になり、より開放的な空間を生み出せるのです。
また、平屋は構造的に天井を高く設計しやすいため、勾配天井を採用してウッドデッキと繋げることで、外の景色を室内に取り込んだような一体感を楽しめます。家の中にいながらも、屋外のような心地よさが広がるのは、ウッドデッキがある住まいの大きな魅力です。さらに、屋内外の床材の色や素材を揃えると、空間の一体感がより高まり、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
ウッドデッキの周辺やデッキ自体にライトを設置するのもおすすめ。夜も屋外でゆっくり過ごせるようになり、ウッドデッキライフの幅が広がります。ウッドデッキに面して庭や植栽スペースを設ける場合は、下から木をライトアップすると、昼とはまた違ったドラマティックな屋外の景色を楽しめるでしょう。
いつでもアウトドア気分を楽しめる
ウッドデッキがあると、自宅にいながら気軽にアウトドア気分を味わえます。朝のコーヒータイムをウッドデッキで過ごせば、爽やかに1日をスタートできるでしょう。
日中は読書をしたり、お子様の遊び場として活用したり、のんびりと日光浴を楽しんだり。夜は星空の下でお酒を楽しむなど、非日常的な贅沢な時間を過ごせます。
休日には、キャンプ用のチェアやテーブルを置いて、家族や友人とバーベキューを楽しんだり、ハンモックを吊るして昼寝をしたり、普段の生活では味わえない特別な時間を満喫できます。さらにテントを張れば、まるでキャンプ場のような雰囲気に。
お子様にとっては秘密基地のようなワクワクする遊び場となり、遠方へ出かけられないときでも、室内とは違う開放感の中でのびのびと過ごせるでしょう。親子でテント泊を楽しんだり、ランタンの明かりのもとでおしゃべりしたり、楽しい体験が増えるはずです。
ガーデニングや家庭菜園が好きな方にとっても、ウッドデッキは大活躍。花壇や庭とウッドデッキをつなげたり、プランターを置いたりすれば、四季折々の草花や野菜・ハーブなどを育てて楽しめます。自分で育てた新鮮な野菜を収穫し、食卓に並べるのは大きな喜びになるでしょう。
また、室内で作業すると汚れが気になるアウトドア用品のメンテナンスや、DIYスペースとしても最適です。アイデア次第で、ライフスタイルの幅がぐんと広がります。屋根を設置すれば、季節や天候を問わずいつでも好きなときにアウトドアを楽しめますよ。
ウッドデッキのある平屋の間取りプラン成功のポイント
ウッドデッキのある平屋を建てる際、間取りプランを成功させるポイントを4つご紹介します。家づくりを進める際の参考にしてください。
ライフスタイルに合わせてウッドデッキの活用法を明確に
家族構成やライフスタイルによって、ウッドデッキの活用方法は変わります。くつろぎを求めるなら、ソファやベンチなどを置いて、ゆったり過ごせる空間をつくりましょう。
小さなお子様やペットがいるご家庭では、フェンスを設置して安全性を高めると安心して遊べる空間に。また、日差し対策として屋根を設けると、夏場の快適性が向上します。
ガーデニングを楽しみたいなら、水栓や収納スペースなど、作業効率を高める設備を整えましょう。水栓があれば、スムーズに水やりができるだけでなく、土が付いたシャベルやスコップなどの道具をすぐに洗えます。また、収納スペースを設けておけば、道具と一緒にニオイが気になる肥料なども住居から離して保管できるため、衛生面でも安心です。
まずは、ウッドデッキでどのように過ごしたいかを具体的にイメージすることからはじめましょう。
家事動線に配慮して洗濯をスムーズに
洗濯物を干す場所としてウッドデッキを設置する場合、洗濯機がある洗面所からウッドデッキまでの距離をできるだけ短くすることが、家事効率を高めるポイントになります。動線が短ければ、重たい洗濯物を持ち運ぶ際の負担が減り、家事の時短にもつながるでしょう。
さらに、ウッドデッキに屋根を設ければ、急に雨が降っても洗濯物が濡れずにすみます。共働きで日中は外出することが多い場合は、ウッドデッキに屋根や囲いを設けるなど、天候に左右されずいつでも安心して干せる環境を整えておくとよいでしょう。
また、洗濯カゴを置いても十分なゆとりがある広さを確保しておくと、洗濯物を干すのも取り込むのもスムーズです。
プライバシーを確保する
ウッドデッキは開放的な空間をつくれる一方で、間取りによっては周囲からの視線が気になることがあります。快適にくつろげる空間にするには、プライバシーを確保するための対策を、間取りの計画段階からしっかり検討することが大切です。
例えば、道路側に格子状の目隠しフェンスや植栽を設置すれば、必要な光や風を取り込みつつ、近隣からの視線を効果的に遮れます。植栽は、高さや配置を工夫することで、プライバシーを守るだけでなく、外観に美しさを加える効果も。
ウッドデッキの設置場所自体を工夫するのも、一つの方法です。L型やコの字型の建物にウッドデッキを設ければ、開放感とプライバシー性を両立させた快適な空間が実現します。どの部屋からもウッドデッキに直接アクセスできるため、家族みんなで使いやすく、自然にウッドデッキの活用度が上がります。
日当たりや風通しを考慮する
平屋のウッドデッキは、日当たりや風通しの良い場所に設置することで、より快適な空間になります。夏は直射日光を避けられるように、冬は日差しを最大限に取り込めるように、方角や周囲の建物の配置・高さを考慮し、窓の大きさなどを検討することが大切です。
特に、夏場の強い日差しが気になる場合は、シェードやオーニングを設置し、日陰をつくれるようにしておくと快適さを維持できます。一年を通して過ごしやすいウッドデッキになるよう計画段階でしっかり検討しておきましょう。
人気の間取りタイプ別!平屋ウッドデッキの魅力
ウッドデッキは、設置場所によって活用方法が大きく変わります。暮らしの快適さや使い勝手が大きく左右されるため、慎重に検討しましょう。人気の4つの間取りタイプをご紹介します。
リビングから繋がるウッドデッキ
リビングから直接アクセスできるウッドデッキは、平屋の間取りの中で最も人気のあるスタイルです。大きな窓でリビングとウッドデッキをシームレスに繋ぐことで、屋内と屋外が一体化した明るく開放的な雰囲気を味わえます。
家族でのんびりくつろぐのはもちろん、友人を招いてパーティーをするなど、人数が増えても快適に過ごせるでしょう。
開放感抜群!ウッドデッキがあれば最高のリラックス空間をつくれます。外から見たときの印象もぐんとおしゃれに。屋根を設けることで、雨の日でも屋外で過ごすことができ、夏場の強い日差しも遮れるので季節を問わず快適です。
隣家が近い場合はリビングが丸見えになりやすいため、フェンスや植栽で目隠しするなど工夫をしましょう。
キッチンから繋がるウッドデッキ
キッチンとウッドデッキを直接行き来できる間取りは、家事動線を大幅に短縮し、日々の暮らしを快適にしてくれます。食事やバーベキューを楽しむ際、料理や飲み物の配膳や後片付けがスムーズに行えるため、家事の負担を減らしながら効率的にウッドデッキを活用できます。
また、食事の支度をしながら外で遊ぶお子様やペットの様子を見守ることもでき、安心して過ごせるのもメリットです。
さらに、キッチンから直接ウッドデッキに出られる動線は、家庭菜園を楽しみたい方にとっても理想的。ウッドデッキで育てた野菜やハーブを、収穫してすぐにキッチンに運べるため、調理までの作業がスムーズです。
寝室から繋がるウッドデッキ
寝室にウッドデッキを併設することで、プライベート感あふれる特別な空間を演出できます。朝、目覚めたらそのままウッドデッキに出て、新鮮な空気を吸い込みながら深呼吸。そんな贅沢なひと時を楽しめるのが魅力です。
さらに、目隠しを設けることで、人目を気にせず過ごせる、よりリラックス感を高めた空間をつくれます。日光浴を楽しんだり、夜はお酒を飲みながら星空を眺めたりと、静かで心地よい自分だけの時間を満喫できるでしょう。
日々の暮らしに上質感をもたらす癒しの空間になるはずです。
バスルームから繋がるウッドデッキ
バスルームから直接ウッドデッキへアクセスできる間取りにすると、自宅にいながら気軽にリゾート気分を味わうことができます。入浴後、バスタオルを巻いたままウッドデッキでくつろげば、爽やかな風を感じながら極上のリラックスタイムを過ごせるでしょう。
ただし、快適に過ごすためには、プライバシーの確保が大切です。周囲からの視線を遮るために、ウッドデッキの配置に工夫し、目隠しフェンスや植栽を活用して安心して過ごせる空間をつくりましょう。心身ともに癒されるバスタイムを過ごせますよ。
ウッドデッキを採用する際の注意点
ウッドデッキの素材は、大きく分けて天然木と人工木(樹脂製)の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、ライフスタイルや好みに合わせて選びましょう。
素材のメリット・デメリット、メンテナンス方法を確認する
ウッドデッキの美観を維持し、長く快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスが必要です。天然木と人工木ではメンテナンス方法が異なるため、それぞれ適切な方法でケアを行いましょう。
⚫︎ 天然木
天然木は、自然な風合いとあたたかみのある質感、さらには経年変化による色の変化を楽しめるのが魅力です。しかし、定期的なメンテナンス(塗装、防腐処理など)が欠かせません。腐食やシロアリの被害にも注意が必要です。
また、メンテナンスを行なって場合でも、寿命は10〜15年程度とされています。とくに、直射日光が常にあたる、湿気が多いといった環境の場合は、劣化が早まるので注意が必要です。
⚫︎人工木(樹脂製)
人工木は、天然木のような質感や色味を持ちながら、天然木のデメリットを解消した素材です。耐久性に優れ、メンテナンスの手間が少ないのが特徴です。腐食やシロアリの心配もほとんどありません。定期的な防蟻処理や塗装も不要です。
日常的なお手入れは、簡単な拭き掃除や水洗いで十分でしょう。一般的に、寿命は20年以上とされています。ただし、直射日光が常にあたるなど、条件によっては、細かいひび割れや色褪せが進むことがあります。
材料費・工事費を予算に含める
ウッドデッキの設置費用は、使用する材料・施工面積・形状、そして施工業者によって大きく変わります。そのため、事前にしっかりと予算を立て、計画的に進めることが大切です。
天然木は高級感があり経年変化を楽しめますが、耐久性やメンテナンスの面で注意が必要です。ハードウッド(広葉樹)はソフトウッド(針葉樹)よりも高価ですが、重く硬い木のため耐久性が高く、メンテナンスの手間も少なく済みます。
一方、ソフトウッドは、価格は手頃ですが、ハードウッドと比べると耐久性に欠けてしまいます。
人工木(樹脂製)のウッドデッキは、初期費用はやや高めですが、メンテナンス費用が少なく済むため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
ウッドデッキの形状も費用に影響します。複雑な形状は施工費用が高くなる傾向にありますが、シンプルな形状であれば費用を抑えられるでしょう。
見積もりは、複数の会社に依頼し、じっくり内容を比較検討したうえで、信頼できる1社に絞り込むことが重要です。
ウッドデッキのある平屋暮らしを満喫しよう!
ウッドデッキは、平屋の暮らしをより豊かにしてくれる魅力的な空間です。リビングやキッチン、寝室など、さまざまな部屋と繋げることで、多様に活用できます。家族団らんの場として、読書やゆっくり過ごすプライベートな空間として、アウトドアを楽しむスペースとして、暮らしの幅を広げてくれるでしょう。
特に、高齢者や小さなお子様、ペットがいるご家庭では、室内とウッドデッキの床の高さを揃えることで、段差がなくなり安全性が向上します。より安心してウッドデッキを活用できるようになるでしょう。
ただし、ウッドデッキを採用する際には、日当たりやプライバシーの確保、素材選び、メンテナンスのしやすさなど、事前に考慮すべきポイントがいくつかあります。快適で長く使えるウッドデッキにするためには、信頼できる専門家のサポートが不可欠です。
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