2025/05/29
徳島で注文住宅を新築!費用相場と坪単価はいくらくらい?予算内でかなえる理想の家づくり

「徳島で理想の注文住宅を建てたいけれど、費用はどれくらいかかるのだろう?」
「こだわりも実現したいけど、予算オーバーは避けたい」
徳島県でマイホームを検討するにあたり、そのような悩みを抱える方も少なくないでしょう。
この記事では、徳島県における注文住宅の費用相場について、最新データを基に分かりやすく解説します。年収をベースにした予算や住宅ローンの考え方、賢くコストを抑えるコツまで、後悔しない家づくりのための基礎知識と情報をまとめました。「人生最大の買い物」ともいわれるマイホームづくりで後悔しないため、ぜひご一読ください。
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徳島県の新築注文住宅の費用相場|建築費用と土地価格の平均は?
徳島県で新築の注文住宅を建てる場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。まずは、最新の公的データをもとに、徳島県における建築費用や土地代の相場観を確認していきましょう。
徳島県の注文住宅の建築費用相場と坪単価
住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査」によると、徳島県で注文住宅(所有する土地に住宅を建てる場合)を建てた方の平均建設費は2,932.8万円でした。全国平均(3,861.1万円)より約930万円低いことから、徳島県は、注文住宅の建築費用を比較的抑えやすい環境にあると考えられます。
次に、建物の坪単価の目安を見てみましょう。国土交通省「建築着工統計調査」(2024年)から徳島県における「居住専用住宅」のデータを見ると、1平米あたりの工事費予定額は約23.1万円。坪単価(1坪=約3.3平米)換算で約76.2万円となります。徳島県内の市部と郡部で、坪単価にそれほど大きな差は見られません。
これらの金額はあくまでも目安ですが、資金計画を立てる際や、住宅会社・工務店から見積もりを受領した際など、判断基準の一つとして役立つでしょう。
徳島県の土地付き注文住宅の費用相場と坪単価
次に、土地も合わせて購入する場合の費用相場は、どのようになっているのでしょうか。同じく「2023年度 フラット35利用者調査」より、土地付き注文住宅のデータを示したのが次の表です。
項目 | 徳島県 | 全国平均 | 差額 |
建設費 | 3,243.1万円 | 3,405.8万円 | -162.7万円 |
土地取得費 | 729.4万円 | 1,497.6万円 | -768.2万円 |
合計 | 3,972.5万円 | 4,903.4万円 | -930.9万円 |
出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2023年度集計表」
徳島県の平均所要資金(建設費と土地取得費の合計)は3,972.5万円で、全国平均より約930万円低い結果となっています。注目すべきは「土地取得費」です。徳島県の平均729.4万円は全国平均の約半額となっており、土地取得費の安さがトータルコストを圧縮していることがわかります。
【徳島の市町村別】住宅地の平均価格
徳島県は土地取得費が安い傾向にあるとお伝えしましたが、県内でもエリアによって価格は大きく異なります。「令和6年徳島県地価調査結果」をもとに、主な市町の住宅地平均価格をまとめたのが以下の表です。
市町 | 平均価格(円/㎡) |
徳島市 | 7万4,800円 |
鳴門市 | 3万4,200円 |
小松島市 | 2万7,600円 |
阿南市 | 2万7,600円 |
吉野川市 | 1万6,900円 |
阿波市 | 1万900円 |
美馬市 | 1万3,300円 |
三好市 | 1万3,700円 |
市平均 | 3万6,200円 |
藍住町 | 4万6,400円 |
北島町 | 4万9,700円 |
松茂町 | 3万3,000円 |
石井町 | 2万9,100円 |
板野町 | 1万5,800円 |
上勝町 | 5,400円 |
町村平均 | 1万7,800円 |
(出典)徳島県「令和6年地価調査あらまし」
このように、県庁所在地の徳島市およびその周辺市町と、それ以外の地域では土地価格に大きな違いがあります。土地代は高いけれど、利便性の高い徳島市周辺の中心部を選ぶか、利便性は高くないものの、手頃な価格で広い土地が得られる中山間地域を選ぶかによって、必要な土地取得費用は大きく変動するのです。
そのため、希望エリアの相場を把握し、総予算の中で検討することが、賢い土地選びの第一歩といえるでしょう。
注文住宅における年収と予算、住宅ローンの考え方|徳島県の傾向も紹介
家づくりを検討するにあたって、予算をいくらにするかは重要なポイントです。ここでは、年収に基づく予算や住宅ローンを利用する場合の考え方について、徳島県の傾向も交えて解説します。
年収倍率と返済負担率から見る住宅ローン借入額の目安
住宅ローンの借入可能額の目安として用いられる指標が「年収倍率」です。これは、住宅ローンの借入額が年収の何倍かを表す数値で、一般的に5~7倍程度が目安とされます。「2023年度 フラット35利用者調査」において、全国平均は7.6倍(土地付き注文住宅)でした。
ただし、借りられる額と無理なく返せる額は異なります。そこで、重要になるのが「返済負担率」です。これは、年収に占める年間ローン返済額の割合で、一般的に年収の20~25%以内に収めるのが理想とされています。
例えば、年収500万円の方であれば、年間返済額は100万円~125万円(月々約8.3万円~10.4万円)が目安です。これを超えると、家計負担が重くなる恐れがあります。
上記をもとに、年収ごとの理想的な返済額と借入額の目安を示したものが次の表です。借入額の試算には、住宅保証機構の住宅ローンシミュレーションを利用するものとします。
年収 | 年間返済額の目安 | 毎月返済額の目安 | 借入額の目安※ |
400万円 | 80万円〜100万円 | 約6.7万円〜
約8.3万円 |
2,041万円〜
2,529万円 |
500万円 | 100万円〜125万円 | 約8.3万円〜
10.4万円 |
2,529万円〜
3,168万円 |
600万円 | 120万円〜150万円 | 約10万円〜
12.5万円 |
3,046万円〜
3,808万円 |
700万円 | 140万円〜175万円 | 約11.7万円〜
14.6万円 |
3,564万円〜
4,448万円 |
1,000万円 | 200万円〜250万円 | 約16.7万円〜
20.8万円 |
5,088万円〜
6,337万円 |
※フラット35の借入金利水準(2025年4月現在、新機構団信付き・融資率9割以下)1.940%、元利均等返済・35年ローン・ボーナス返済なしの場合
(参考)住宅保証機構「住宅ローンシミュレーション|借入可能額の試算(返済額より算出)」
融資の条件として、返済負担率上限を30%~35%程度に設定する金融機関が多いものの、これはあくまで上限値です。教育費や老後資金も考慮し、余裕を持った返済計画を立てることが将来の安心につながります。年収倍率を参考にしつつ、返済負担率を意識した資金計画を立てましょう。
徳島県における平均年収倍率と返済負担率は?
徳島県で注文住宅を建てた人は、どのくらいの年収倍率と返済負担率でローンを組んでいるのでしょう。「2023年度 フラット35利用者調査」(土地付き注文住宅)によると、徳島県の平均年収倍率は6.7倍、総返済負担率は24.3%でした。
地域 | 平均年収倍率 | 総返済負担率 |
徳島県 | 6.7倍 | 24.3% |
香川県 | 6.7倍 | 23.1% |
愛媛県 | 7.4倍 | 25.9% |
高知県 | 7.3倍 | 25.0% |
全国平均 | 7.6倍 | 26.4% |
出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2023年度集計表」
徳島県は、近隣県(香川県を除く)や全国平均と比較して、平均年収倍率・総返済負担率ともに低いのが特徴です。土地価格が比較的安く、総費用を抑えやすいことが一因かもしれません。
しかし、これは平均値であり、個々の状況によって適切な年収倍率や返済負担率は異なります。重要なのは、自分たちのライフプランや家計状況に合わせて、無理のない予算を設定することです。
頭金は何割入れるべき?頭金を入れるメリット・デメリット
住宅ローンを組む際に悩みがちなのが、「頭金をいくら入れるか」という点ではないでしょうか。一般的に、住宅取得費用の1~2割程度が目安とされています。
頭金を入れることの主なメリットは次のとおりです。
・借入額が減り、毎月の返済額や総返済額を抑えられる。
・返済負担率が下がり、ローン審査に通りやすくなる可能性がある。
・金利優遇を受けられる場合がある。
一方、手元の自己資金が少なくなる点はデメリットといえます。頭金を多く入れるほど返済は楽になりますが、いざというときに備える生活防衛資金は、手元に残しておきたいところです。貯蓄状況やライフプランに合わせ、無理のない範囲で頭金額を検討しましょう。
なお、「頭金ゼロ」のフルローンも可能ですが、金利上昇によって返済負担が重くなったり、物件の資産価値が下落して担保割れになったりするリスクには注意が必要です。
徳島県における頭金の平均や傾向とは?
徳島県で住宅を購入する人は、どのくらいの頭金を用意しているのでしょうか。「2023年度 フラット35利用者調査」によると、土地付き注文住宅の購入者における手持金(頭金など)の比率は次のとおりです。
地域 | 手持金比率 |
徳島県 | 約6.0% |
香川県 | 約11.7% |
愛媛県 | 約10.7% |
高知県 | 約10.0% |
全国平均 | 約9.7% |
徳島県の手持金比率は約6.0%と、全国平均やほかの四国3県と比較して低い傾向です。徳島県は土地価格が比較的安いため、少ない頭金でも購入しやすい、あるいはフルローンに近い形でローンを組む人が多いという傾向を示唆しています。
ただし、これも平均値であり、個々の状況はさまざまです。手元資金の状況や将来のライフプランをもとにシミュレーションして、自分たちに適した頭金額を設定しましょう。
なお、注文住宅を建てるにあたっては土地購入費用・建築費用以外に、登録免許税、不動産取得税、仲介手数料、ローン手数料などの諸費用が発生します。こうした諸費用は自己資金で賄うのが基本なので、頭金とは別に用意しておきましょう。
予算内で理想の家をかなえる!注文住宅の費用節約 5つのポイント
ここまで徳島県における注文住宅の費用相場を紹介してきましたが、家づくりの費用を賢く節約するには、どのような方法があるのでしょうか。費用節約につながる5つのポイントを紹介します。
(1)建物形状をシンプルにする
建物の形状をできるだけシンプルにすると、建築費用を節約できます。1階と2階の面積がほぼ同じ「総二階建て」や、凹凸の少ない四角い家は、コストを抑えやすい代表的な形状です。また、シンプルな形状の平屋も、トータルでの建築コストを低くできます。
形状が複雑になると、外壁面積が増えたり屋根形状が複雑になったりして、材料費や施工の手間が増加しがちです。将来的なメンテナンス費用も、シンプルな形状の方が抑えやすい傾向にあります。予算内で内外装の仕上げにこだわりたいなら、凹凸の少ない建物形状をベースに検討するのがおすすめです。
(2)効率的な間取りで床面積を最適化する
注文住宅の建築費用は、「坪単価×延床面積」で決まるのが基本です。つまり、延床面積をできるだけ小さくすることが、直接的なコスト削減につながります。
ただし、単に面積を小さくするだけでは、せっかくの住まいが窮屈になってしまいます。大切なのは、効率的な間取りで面積を最適化することです。廊下を最小限にする、収納を1ヶ所にまとめる、階段下などのデッドスペースを有効活用するといった工夫で、無駄な面積を減らすことができます。
家族構成やライフスタイルに合わせ、建築士と相談しながら面積を最適化することが、満足度とコスト削減を両立するポイントといえるでしょう。
(3)設備をスタンダードなグレードにする
キッチン、ユニットバス、トイレといった住宅設備のグレードは、費用に大きく影響する部分です。最新機能の付いた製品やデザイン性の高い種類は魅力的ですが、価格も高くなりがちです。
すべての設備をハイグレードにする必要はありません。こだわる部分とそうでない部分にメリハリをつけ、こだわりの優先度が高くない設備に関しては、機能と価格のバランスがよいスタンダードなグレードを選びましょう。
(4)工務店の標準仕様を採用する
間取りや内外装の仕上げについて、住宅会社や工務店の「標準仕様」をベースに考えることもコスト削減に有効です。
もちろん、こだわりに合わせてオプションを追加することも可能ですが、オプションが増えるほど費用はかさみます。各社の標準仕様の内容をよくチェックし、その範囲内で好みのテイストを実現できないか検討しましょう。これにより、品質を維持しつつコストを抑えることができます。
(5)コストパフォーマンスの高い工務店に依頼する
注文住宅の費用は、依頼先によっても大きく変わってきます。特に、広告宣伝費が価格に上乗せされにくい地域密着型の工務店は、コストパフォーマンスの面で有利でしょう。
ただし、「安さ」だけで選ばないことが大切です。仮に見積額が安くても、提案内容が乏しかったり、施工品質に問題があったりするようでは、満足のいく家づくりは望めません。
大切なのは、複数の会社から見積もりやプラン提案を受け、価格だけでなく、提案力、設計力、技術力、相性などを総合的に比較検討することです。ノウハウが豊富で信頼できるパートナーを選ぶことで、予算内で満足度のいく注文住宅を実現できるでしょう。
徳島県で理想の注文住宅を建てるなら、コウエイハウジングへご相談を!
徳島県は、全国と比較して土地価格が安い傾向にあり、コストを抑えての家づくりがしやすい環境にあるといえます。無理のない資金計画と、ポイントを押さえたコスト削減により、こだわりを諦めずに理想のマイホームを実現することは可能です。
コウエイハウジングは、徳島での豊富な実績をもとに、お客様のご予算とご希望に寄り添った家づくりをご提案します。「耐震等級3+制震」を標準仕様とする高い耐震性をはじめ、ハイスペックな家づくりを強みとしているので、長く暮らすことのできる住まいを実現できます。
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