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2025/09/25

徳島で高気密高断熱の家を建てるには?注文住宅の断熱等級と徳島市の地域区分を解説

木のブロック、住宅模型、星で表した環境性能のイメージ

 

あこがれの注文住宅を建てるなら、長期間にわたって年中快適に暮らせる住まいを実現したいものですよね。快適な住環境をかなえるために不可欠なのが断熱性と気密性です。これらの性能を測る指標として代表的なものに「断熱等性能等級(断熱等級)」と「HEAT20」があります。

 

この記事では、「断熱等級」と「HEAT20」がどのようなものか分かりやすく解説するとともに、徳島市の地域区分や求められる性能についても紹介します。高気密高断熱住宅のメリット、後悔しない工務店・住宅会社選びのポイントもお伝えするので、徳島におけるマイホームづくりの参考にしてください。

 

住宅の断熱性能を測る基準「断熱等級」と「HEAT20」

 

建築が進むコウエイハウジングの高性能住宅

 

快適な家づくりに欠かせない「断熱性能」を客観的に示す指標には、「断熱等級」と「HEAT20」という2つの基準があります。まずは、それぞれの基準がどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

 

住宅性能表示制度の一つ「断熱等性能等級」

「断熱等性能等級(断熱等級)」とは、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づく「住宅性能表示制度」のうち、建物の断熱性能を評価するために設定された基準です。等級1から等級7までの7段階で評価され、数字が大きいほど断熱性能が高いことを意味します。

 

詳しくは後ほど紹介しますが、断熱等級では日本全国を1地域〜8地域に区分し、区分ごとに、UA値(室内外での熱の出入りのしやすさを表す数値)とηAC値(冷房期の太陽日射の室内への入りやすさを表す数値)の基準を設けています。どちらの数値も、小さいほど断熱性能が高いことを表し、等級が高くなるほどクリアしなければならない基準も厳しくなる仕組みです。

 

断熱等級が高い住宅は、外の暑さや寒さの影響を受けにくく、少ないエネルギーで室内を快適な温度に保つことができます。

 

健康で快適な住まいを目指す指標「HEAT20」

「HEAT20」とは、国の省エネ基準よりもさらに高い断熱性能を目指す、民間の専門家団体が提唱する先進的な基準のこと。HEAT20では、UA値はあくまで目安に過ぎないとしており、冬季の室内最低気温や室内で15℃未満になる面積割合など、4つの「住宅シナリオ」を満たすことが条件とされています。

HEAT20は「室温の安定」という、住む人の快適性や健康的な暮らしの実現に着目した基準といえるでしょう。特に、冬でも室温が15℃を下回らない住環境を実現できれば、ヒートショックなどの健康リスクを大きく軽減できます。

 

HEAT20では、推奨される断熱性能に応じて「G1」「G2」「G3」の3つのグレードが設定されており、G3が最も高いグレードです。また、2025年7月には、夏場の日射遮蔽や外気冷房に関する2つの性能水準「G-A水準」「G-B水準」が新たに提唱されました。

 

徳島県徳島市の地域区分と目指すべき断熱レベル

先述のとおり、住宅の断熱性能基準は全国一律ではありません。気候に合わせて全国を8つに分類した「地域区分」ごとに、求められる性能が異なります。ここでは、徳島市がどの地域区分に該当するのか、徳島での家づくりではどれくらいの断熱性能を目指すべきなのかを解説します。

 

徳島市が分類される「省エネ基準地域区分6」とは?

 

断熱地域区分を表した日本地図

 

※上の画像は各都道府県の代表的な地域区分を示したものです

 

8つの地域区分においては、北海道などの寒冷地が「1地域」、沖縄などの温暖な地域が「8地域」とされています。徳島県徳島市は、この区分において比較的温暖な「6地域」に分類されます。大阪市、福岡市、東京23区などの主要都市も同じ6地域です。

 

地域区分は、住宅を建てるうえで非常に重要です。なぜなら、それぞれの地域区分ごとに、満たすべき断熱性能の基準値(UA値・ηAC値)が具体的に定められているからです。徳島で高気密高断熱の家づくりを目指すには、「6地域」の基準をベースに断熱性能を考える必要があります。

 

徳島市における省エネ基準・ZEH水準

 

6地域の新築住宅における断熱性能のピラミッド

 

新築住宅に求められる省エネ性能は、年々厳しくなる傾向にあります。2025年4月には省エネ基準適合が義務化され、すべての新築住宅は「断熱等級4」以上を満たさなければならなくなりました。徳島市が属する6地域では、UA値0.87以下・ηAC値2.8以下(断熱等級4以上で共通)が基準値とされており、この値を満たすのが家づくりの最低ラインということになります。

 

なお、国は2030年までに、新築住宅に求める省エネ性能の基準を「ZEH(ゼッチ)水準」へと引き上げる方針を示しています。ZEH水準を満たすのが「断熱等級5」であり、6地域においては、UA値0.60以下を達成しなければなりません。

 

長く快適に、かつ経済的に暮らせるマイホームを目指すのであれば、現在の最低基準である「断熱等級4」ではなく、将来のスタンダードといえる「断熱等級5以上」で建てることをおすすめします。

 

徳島市におけるHEAT20の必要水準

より快適で健康的な暮らしを求めるなら、HEAT20の基準にも配慮した家づくりを検討しましょう。

 

徳島市が属する6地域において、HEAT20の「G1」水準レベルとされるのはUA値0.56以下「G2」水準レベルとされるのはUA値0.46以下です。UA値だけで見れば、G1は断熱等級5(ZEH水準)とほぼ同等、G2は断熱等級6に相当する高いレベルといえます。

 

ただし、HEAT20におけるUA値の基準は目安に過ぎません。上記は、6地域の代表都市である東京で先述の「住宅シナリオ」を実現するための数値とされており、徳島市においては地域補正が必要となります。

 

こうしたことから、HEAT20は断熱等級よりも実際の暮らしに直結する指標といえるでしょう。HEAT20 G2水準以上を目指した家づくりをすれば、徳島でも年中快適な住まいを実現できます。

 

高気密高断熱の家がもたらす4つのメリット

高気密高断熱の家は、具体的にどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。ここでは、代表的な4つのメリットを紹介します。

 

(1)一年を通して心地よい室温で快適に暮らすことができる

 

冬でも暖かい家で団らんの時間を過ごす4人家族

 

高気密高断熱の家は、外気の影響を受けにくいため、年中快適な室内環境を保てるのが大きな魅力です。夏は、エアコンで冷やした空気が外に逃げにくく、外からの熱気も侵入しにくいため、涼しさが持続します。冬は、反対に暖房で暖めた空気をしっかりと室内に留めてくれるでしょう。

 

そのうえ、外気の影響を受けにくくなることにより、部屋ごとの温度差が小さくなるのもメリット。室内を移動しても温度差によるストレスを感じることなく、快適に過ごせます。

 

(2)ヒートショックや室内熱中症のリスクを軽減できる

家の中の温度差が小さくなることで、家族の健康リスクを軽減することにもつながります。

 

特に、冬場の「ヒートショック」のリスクを軽減できるのがポイント。暖かいリビングから寒い脱衣所や浴室へ移動した際、急激な気温変化が招く血圧変動によって、心筋梗塞や脳卒中などの疾患を引き起こすのがヒートショックです。高気密高断熱だと部屋間の気温変化が小さくなるため、急激な血圧変動が起こりにくく、ヒートショックを予防できます。

 

また、夏場に起こりやすいのが「室内熱中症」です。気密性が低い住宅では、エアコンをつけていても、窓や壁の隙間から熱気が侵入し、室温が思ったように下がりません。一方、高気密高断熱住宅なら室内を常に適温で保てるため、子どもや高齢者の室内熱中症リスクを軽減でき、家族全員が安心して暮らせます。

 

(3)光熱費を抑えて経済的に暮らすことができる

 

エアコンのリモコン、現金、電卓で表した光熱費節約のイメージ

 

高気密高断熱住宅は、お財布にもやさしい住まいです。外気の影響を受けにくくなることで、冷暖房効率が大きく向上し、少ないエネルギーで快適な室温を維持できます。

 

例えば、エアコンの設定温度を高めにしても涼しく感じられたり、一度つけた冷暖房をすぐに切っても効果が長持ちしたりするので、冷暖房にかかる電気代を節約できるでしょう。電気代高騰が家計を大きく圧迫している昨今、高気密高断熱な家づくりによる節約効果は、ますます注目を集めています。

 

(4)結露を防いで住宅を長持ちさせることができる

外気の影響を受けにくい高気密高断熱住宅は、結露対策でも効果を発揮します。冬場などに窓ガラスが濡れる「表面結露」はもちろん、壁の中で発生する「内部結露」にも効果的です。内部結露は壁の内部に湿気をもたらすため、カビやダニの温床となるだけでなく、柱や土台といった構造材を腐食させる原因にもなります。

 

高気密高断熱住宅は適切な換気を保つことで、こうした結露の発生を抑制します。湿気を抑えてカビやダニの発生を防ぐことができれば、アレルギー対策など家族の健康維持につながるでしょう。そのうえ、構造材の劣化を防ぐことで、大切な住まいの資産価値を維持する効果も期待できるのです。

 

徳島で理想の注文住宅を建てるための工務店の選び方

高い断熱性能を確実に実現するためには、家づくりのパートナーとなる工務店選びがポイントとなります。ここでは、徳島で高性能な注文住宅を建てるにあたっての工務店選びのポイントを3つ紹介しましょう。

 

地域の気候風土を理解した工務店・住宅会社を選ぶ

 

眉山から徳島市北部・吉野川沿岸地域を眺めた様子

 

まず大切なのは、徳島の気候風土をしっかりと理解している工務店や住宅会社を選ぶことです。

 

徳島は、夏は蒸し暑く、日差しも強いという特徴があります。また、台風の通り道になることも少なくありません。こうした地域特性を考慮せず、ただ断熱性能だけを追い求めても、本当に快適な家は実現できません。

 

例えば、夏の強い西日を遮るための庇(ひさし)の設計や、風通しを良くするための窓の配置など、地域の気候や特性に合わせた間取りを提案できるかどうかは重要なポイントといえます。徳島で数多くの家づくりを手がけてきた地域密着の工務店・住宅会社なら、豊富なノウハウとアイデアをベースに、その土地に最適なプランを提案してくれるでしょう。

 

高い住宅性能の実績が豊富な工務店・住宅会社を選ぶ

高気密高断熱住宅は、専門的な知識と高い施工技術が求められます。そのため、高性能な住宅を建てた実績が豊富な工務店・住宅会社を選ぶことも重要です。

 

会社のWEBサイトやパンフレットで、これまでの施工事例を確認するのはもちろんのこと、UA値(断熱性能)やC値(気密性能)といった具体的な性能基準を明確に提示しているかどうかもチェックしましょう。性能値をきちんと公開しているということは、それだけ自社の技術力に自信を持っている証拠といえます。

 

また、モデルハウス見学会や完成見学会に参加するのもおすすめです。その工務店が建てた住宅の性能や住み心地を肌で感じることで、画像や資料だけでは分からない多くの情報を得られるでしょう。

 

想いに寄り添い丁寧に相談できる工務店を選ぶ

ご自身や家族の想いに寄り添い、ちょっとしたことも気軽に相談できる工務店を選ぶことも大切なポイントです。

 

多くの方にとって、マイホームは大きな買い物です。性能やデザインはもちろん大切ですが、家族のライフスタイルや将来のライフプランなどを丁寧にヒアリングし、最適なプランを一緒に考えてくれる工務店でなければ、理想のマイホームは実現できません。

 

断熱性能などの専門的な内容についても分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれるか、ささいな不安や疑問にもこまめに答えてくれるかなど、普段のやりとりから会社や担当者の誠実さを見極めましょう。

 

徳島での断熱等級6・HEAT20 G2レベルの高性能な家づくりはコウエイハウジングへ

 

徳島県板野郡北島町にあるコウエイハウジングの高性能モデルハウス

 

2025年4月に省エネ基準適合が義務化されましたが、2030年までにはZEH水準へと基準が引き上げられる見通しです。これからは、断熱等級5以上の高気密高断熱な家づくりがスタンダードになると考えましょう。

 

徳島市を中心に多くの注文住宅を手がけるコウエイハウジングは、断熱等級6・HEAT20 G2水準を標準仕様とする高性能な家づくりが強みです。徳島の地域密着型工務店として、お客様ごとの希望を丁寧にヒアリングし、経験に基づく確かな技術力で理想を形にします。

 

徳島で高気密高断熱の快適な注文住宅を検討しているなら、コウエイハウジングまでお気軽にご相談ください。

 

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監修者紹介
後藤 広和/一級建築士

 

 

1997年 株式会社コウエイハウジング入社。
徳島県徳島市出身。住宅設計の仕事に従事して28年。お客様のご希望に寄り添いながら、住む人に心から喜んでもらえる設計を心がけています。何十年先も安心して快適に暮らせる住まいをご提案します。

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